新型コロナワクチン接種と膝手術

新型コロナワクチン接種と全身麻酔下での膝手術について、膝関節鏡手術と膝周囲骨切り術・人工膝関節置換術に分けて考えてみました。ふれあいグループまたはふれあい横浜ホスピタルでは、6月23日現在規則はありません。以下は、イギリスと日本の学会の指標を参考に6月23日現在決めている私個人の方針です。手術前は、ワクチン接種後2週間以上たってからどちらの手術も行うべきでしょう。抗体ができるまでの期間またはワクチン接種後に発熱する可能性があるまでの期間に手術をすべきではないでしょう。次に１回目と2回目のワクチン接種間ですが、２回目のワクチンを接種できなくならないように、どちらの手術もすべきではないでしょう。最後に手術後の1回目ワクチン接種ですが、関節鏡手術では退院後、1週間たてば接種をしていいいと話してしています。ですが、経過がよくすでに予約してしまっていたので、3日後に接種した患者さんもいます。膝周囲骨切り術・人工膝関節置換術では4週間たってから1回目接種をすすめています。理由は、ワクチン接種後に発熱した場合、それが手術の影響かワクチン接種の副作用かわからなくなるからです。もちろん、局所麻酔や全身麻酔下での骨折手術は、ワクチン接種にとらわれず行っています。

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