寒くなり、半月板損傷が増えてきました。

寒くなってくると半月板損傷の患者さんが増えてきますが、今年も11月になってから半月板損傷が増えてきました。半月板損傷の症状は、教科書的には「ロッキング=ひっかかり膝が動かなくなってしまう現象」ですが、実際には「膝の曲げ伸ばしで引っかかる または 音がする」、「しゃがむと痛い」、「しゃがめない」、「痛くて歩けない」という方が多いです。そもそも自然治癒する痛みなら2週間以上続くことはあまりないと思います。一般の整形外科を受診していても改善されない、あるいは膝の間に何か引っかかる患者さんは、早めに膝専門医を受診してMRIを撮影し、診断をつけ、手術が必要なら早期に手術することを勧めます。早期に欠損部に血餅をいれ半月板縫合治療した例と早期治療ができず軟骨が摩耗した例を載せますので見てみてください。広範囲に摩耗した軟骨は2度と元の軟骨では再生しません。MRIは、当院に空きがなく撮影できなければ、メディカルスキャンンニング横浜に電話予約して撮影してもらいます。個々にとって大切な膝ですので適切な時期にきちんと治すべきと思っています。

(このようなことを書くと怒られてしまいそうですが)手術している医師でなければ、MRI撮影し画像を見ても手術が必要かどうか厳密にはわからないと思います。

海外では当たり前の専門医受診は、日本ではもう少し時間がかかりそうです。

Follow me!

ブログ

前の記事

関節鏡下手術について