変形性膝関節症として治療を受けていた特発性大腿骨内顆骨壊死

当院には変形性膝関節症として治療を受けていた特発性大腿骨内顆骨壊死の患者さんが多く受診され、その多くが膝周囲骨切り術や人工膝関節置換術の手術をうけています。特発性大腿骨内顆骨壊死は、痛みが出た時はレントゲン上の異常はなく、Stageが進むとレントゲン上の異常があらわれるので診断がつかないのも致し方ないかなと思います。理由は、開業の先生方の多くは、レントゲンも自身で撮影しなければならず、初診時撮影した後、何度も撮影できないからかもしれません。レントゲン上の異常がない時期は、MRIを撮らないと診断がつきません。当院では、骨壊死と思い、MRIを撮ると6割くらいが特発性大腿骨顆部骨壊死の診断となります。その他は変形性膝関節症の軟骨摩耗が強く髄内浮腫があるか、なにかの衝撃で軟骨小さな軟骨摩耗が起きたケースのことが多いです。痛みがでてから3-4週経っても痛みがとれない場合、受診され、MRIを撮影するといいと思います。

思い当たることは、人それぞれですが、結局「今の自分の膝の能力を超えてしまった」ことが原因です。

レントゲン正面像で異常を認めない

MRI正面像 骨壊死とBone edema

MRI側面像

Follow me!